東京の両親や友人が初めて有田町に尋ねるとなった時に最初に僕がすすめた場所は、有田町にある野外美術館ともいわれている陶山神社です。
神社というと京都や奈良が浮かぶと思いますが有田焼の神社があるとなると気になりませんか?
陶山神社は有田町に訪れたのならぜひお出掛けしてほしいスポットになります。
有田ならではの風情を感じることができますよ。
今日は有田の窯元さんや商売をされている方、有田町民を始め多くの方々に「焼き物の神様」として親しまれてインスタ映えスポットとしても有名な「陶山神社」をご紹介します!
地元民でも知らない?!陶山神社の意外な読み方
陶山神社ってそのまま読むと、「とうざんじんじゃ」と読みますが本来の読み方は「すえやまじんじゃ」です。
しかし有田の人たちは、すえやま神社と聞くと、どこのこと?と思われる方が多いんです。
実際に僕の妻や、義理の両親、有田に住んでいる親類たちも「とうざんじんじゃ」だとおもっていたぐらいです(笑)
有田町で、もし場所を尋ねることがあったら「とうざんじんじゃ」と言った方が通じますので、ご注意ください。
駐車場が分かりづらい陶山神社へ迷わないでいけるコツ!
有田町は有田陶器市が全国的に大変有名ですがその陶器市がある281号線のメイン通りをまず目指してください。
その通りには有田郵便局や有田焼を代表する深川や今右衛門、香蘭社があるためとてもわかりやすい通りとなります。
この先からが分かりづらくなります。
佐賀銀行を目印に東へ
札ノ辻の標識がある場所まで進むと赤茶色の建物の佐賀銀行がたっています。
佐世保市から来た場合はその佐賀銀行を右折。
佐賀市側から来た場合は佐賀銀行を左折してください。
駐車場は完備されていますがとてもわかりずらい所にあります。
つきあたりに神社へ上る階段がみえてきますがそのわき右に細い道路があります。
こんな細い道に進んで本当に駐車場があるかな?と不安になられるかもしれませんが線路の高架下を通ると左右に道がわかれています。
右にまがるとすぐに駐車場があります。
神社内の線路に電車が通る!?子供づれは要注意!
車であり徒歩であり神社にたどり着くには階段か坂道を歩いて登らなくてはいけません。
わりと急な階段であるためご年配の方は坂道を選ばれることをおすすめします。
神社の境内へ上がりきるとJR九州の線路が突然あらわれてきます。
これには驚かれる方が多く、スリル満点の神社としてテレビ放送されたこともあるそうですよ。
ここには遮断機はないため警報機が鳴ったら無理に横断しないようにしてください。
特に、小さいお子さんと一緒に行かれる方は、子供さんから目を離さないように気をつけてくださいね。
有田と陶山神社の400年の歴史
有田町が陶磁器の里となったきっかけは、今から400年前のことです。
江戸時代初期の1616年(元和2年)、陶磁器の材料が有田町の泉山という地で、朝鮮人陶工・李参平により発見され
日本で初めての陶磁器が誕生しました。
つまり、李参平さんは有田焼の生みの親というわけですね。
有田町は、有田焼の産業を中心にして今日まで発展してきました。
窯元・商人・有田町民にとって李参平さんは崇拝の対象で、現在まで「焼き物の神様」として親しまれています。
陶山神社のみどころ
有田焼陶祖を祀る陶山神社だけあって、他の神社とは境内の雰囲気が異なっています。
境内のどこを見ても、焼き物だらけ!
まず陶山神社で目に入るものといえば登録文化財にもなっている大きな鳥居です。
白磁に青で描かれている唐草模様の組み合わせが言葉にならない貫禄をだしています。
つづいて磁器製の狛犬、日本一の磁器製玉垣(登録文化財)日本一の青銅狛犬(登録文化財) 青銅製燈籠(登録文化財)
大きな磁器製大水瓶が見所です。
また、あまり知られていませんが、有田町を見渡せる絶景のポイントもあります!
陶山神社境内広場の東側に『 陶祖坂(とうそざか) 』と表示された標識があります。
そのそばの道を10分ほど登っていくと『陶祖李参平碑』と記された大きな碑にたどり着きます。
有田の町を見渡せるこの地に、李参平さんの記念碑を立てるなんてどれだけ有田民が李参平さんのことを敬っているかがわかりますよね。
陶山神社で有田焼製のお土産・授与品を購入しよう!
神社といえば授与品ですね。
陶磁器の里、有田焼の神様がいる陶山神社にきたのだから授与品をぜひ持ち帰られてみてはいかがですか。
有田焼のお守り
こちらの授与品はオリジナル感がとても強くでています。それは有田焼のお守りがあること。
東京から有田に引っ越ししてきたとき焼き物のお守りが買えると聞いて楽しみに出掛けた日が昨日のように思い出されます。
みなさんも僕と同じようにお守りといえばお守り袋のイメージですよね。
陶山神社の陶磁器お守りは小さくても存在感がある交通安全のものや
根付タイプになっている十二支のものもあります。
他にも陶磁器のお札や絵馬まであります。
もちろん磁器製以外のお守り袋も販売されていますよ。
世界初磁器の有田焼御朱印帳!耳寄り発売情報も
その中でも手に入れてほしいレア物があります。
なんと有田焼でつくった世界初磁器の御朱印帳が手に入ります。
白磁の陶板に、ピンクの桜と赤の紅葉が色鮮やかな絵付けデザインです。
現在はゴールデンウイークに開催された有田陶器市で完売となっており、ただいま販売を中止されていることがホームページにも掲載されていますが
先日直接神社に出向いて尋ねたところ耳寄り情報をいただきました。
6月末にご用意できるそうですよ!
紙の御朱印帳と同じ重さと厚みのようですが手に持つとずっしりとした重みを感じるから不思議です。
そして磁器ならではのひんやりとした手触りを感じることができます。
神社が多くある京都の友人からも「こんな御朱印帳みたことがないから送って」と要望が多々あります。
驚きをサプライズできる贈り物になること間違いなしです。
まとめ
初めて陶山神社に訪れた方は野外美術館と呼ばれていることの意味が理解できると口にします。
僕も時々、子供と散歩で訪れる大好きな場所なので有田町に訪れたかたにもぜひ足を運んでいただきたと思っています。
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